アニメーター備忘録

卒業後の就職事情

「アニメーターってどうなるの?」

アニメーターになる、でもいざ就職するって言ってもどうやって?

ここではアニメーターを志しい、会社選びに迷うあなたに、

キャリアアップに合わせた会社選びと、アニメーターを離職しないための知識を

アニメーター歴10年、会社倒産、のち給料アップでべつの会社に入社した私が経験談から

アニメ制作会社の選び方をご紹介します。

アニメーターの就活事情

ではアニメの制作会社の情報はどうやって入手するか、

私はアニメ専門学校を出ているのですが、アニメ制作会社は求人募集を学校に登録または募集を描けています。

おもに卒業後の就活のためともあるのですが、学校では2年課程の中程になると、実際のアニメ制作会社にインターンとしての生徒を募集し、

学校はそこで過ごした期日を単位として認め、学校に通いながら実際の制作会社で実務経験を積むことが出来ます。

さらに私のように倒産や別会社へ就職する人へ、就職案内と制作会社の資料の閲覧もしておりました。

未確認ですが、アニメ専門学校の資料にある就職案内の手伝いなどの記載はたぶこのようなことでしょう。

WEBからの募集

もう一つの方法として、お使いのパソコンから制作会社サイトへアクセスし、そこから求人募集をさがす方法があります。

こちらは大規模な制作会社が大々的記載しておりますが、閲覧する時期などでは既に就職時期を逸ししてしまい、今期もしくは現在募集は描けていないなどが記載され足りもします。

さらにWEBなどのホームページを持っているのは、大手制作会社のみで下請け、孫請け、制作のみなどの小規模な会社はホームページ自体持っていないところ大変多いので、

それらを見つける際には、アニメのエンドロールにある会社名などを参考にさがすのがよいでしょう。

アニメ制作会社選び

では先の記事にそって会社を選んで見ましょう。

ここで短絡的に選んでしまうと後々、アニメ業界そのものから足を洗う必要が出て来る危険性もあります。

働く環境が違うだけで、アニメーターとしてのキャリアアップやスキルアップも違ってきます。

業界大手に入るには!

会社選びに当たって誰しも憧れた会社などがありますよね。

もしそちらへ入るのであれば、別段なにか資格などはまずございません、専門学校など出ておられなくとも大丈夫です。

ですがトップクラスの会社などを目指すのであれば、中途採用より新入社員として入るのが一番だと思います。

大きな会社ほどアニメ業界そのものへの意識も高く、中には福利厚生などが手厚い会社などもあります。

孫会社、下請け会社などへはどうやって

では、それら大手の制作会社以外の会社はどうやって見つければ良いのでしょう。

答えは、やはり放送のエンドロールを見て、ひとつづず検討するのがよいでしょう。

好きな作品の中には何度も名前が出てくる会社が幾つかあるはずです。

それらをWEBで調べ、過去制作した作品やそこで代表を務めている人の経歴などから、会社の作品傾向を考慮し選ぶとよいでしょう。

アニメーターで生き残るには!

アニメーターは離職率も高く、大半の会社では、福利厚生など従業員に対し保証などはしてくれません。

私が働き始めた当初は(2000年の4月ごろ)はまだ、週6日、朝10時から夜10時までの毎日、終わらなければ日曜出勤などが常で、2010ぐらいでしょうか過労の末、自殺や車での事故などがテレビで広がり、会社に役場から行政指導があり、パーテーションで区切られた会議室で社長が役人に怒られていたことがありました。

そのご、従業員全員に今まで払われていなかった過度な残業への代金の支払いが命じられ、そののち対策として今まで曖昧に雇っていた全従業員に開業届と青色申告承認申請書の作成と税理士に委託しての提出がなされました。

このことで従業員は残業や締め切り合わせの徹夜やなどが形なりにの自己責任となり、雇用主は暗黙の残業の建前を得てしまいました。

アニメーターで生き残るには一にも二にも実力です。

うまい、えらい、だけで給料単価や権限、待遇がぐんぐんと広がり、魅力的な作品に参加できたり、重要なカットを手がけるなど、

なかには同じ仕事を割り振られても、半分もノルマを達成しなくても、役員報酬が発生し、それにあぐらをかく人もいました。

ですがそれらが通じるのは中間管理職いわゆる動検という役職まで、給料は普通のアニメーターの倍は貰えますが、経験をした先輩に聞きましたが、「動画はうまくなるけど原画は……」

とこぼしていました。

アニメーターにとって実力とはどれだけお金を稼げるか、そしてそれは私の考えではやはり原画をどれだけ掛けるかに掛かっていると思います。

キャリアアップに繋がる会社選び

さて今度はアニメーターに取っ手のキャリアアップについて考えてみましょう。

大手に受かった人は、まずそちらでしっかりと実力をつけ、地盤を盤石にして下さい。

大手の仕事、特に作画のレベルが高く、それらについていくだけでも十分に業界で生き残れるでしょう。

ですが、下請け孫請けに就職が決まった人は、けっしてそこで安穏とせず、出来るならば作画監督や大手に移れるだけ、しかも出来るなら二〇代前半の内に原画マンになり、働きながらでもいいので大手との綱わたしを作り、会社に内緒で2原(原画の清書)など仕事を請け負いながら、コネクションを作って下さい。

厳しいようですが、下請けに回ってくる仕事はやはり、親会社でこぼれた、あるいはスケジュールの都合などによる、下に流した仕事です。

親会社で仕事をする人のレベルに比べたら比にならず、そのことを自覚し一日も早く技術を向上し、より高い環境へうつるにふさわしい技術を身につけて下さい。

そしていざ期があれば、できるだけ親会社への転職にチャレンジして下さい。

決して選んではいけない会社

会社名を選んだらまずその会社にホームページがあるか確かめましょう。

すしっかりしたホームページを立ち上げている会社はそれだけ広告活動に熱心であると同時に、制作業務だけじゃなく、事務や営業活動にも関心がある証拠です。

学校などは閲覧できる資料に住所、従業員数や間取り、外観、など写真付きで記載されているものもあります。

ですが、そんななかにも住所と電話番号だけのものもあります。

このような会社は雇用に対してすでに希望や興味を失っており、学校側から送られた書類に名前と住所を記載しただけなので、あまり期待しないほうがいいです。

ポイントとしては、ワープロではなく手書きの書類などは、会社がアナログ一辺倒の証なので、デジタル作画やPDFなどの書類にも対応していない証拠です。

そこから導き出されるのは会社代表がアナログ世代である証であり、それはつまり高齢の会社社長の可能性があります。

アニメ会社のほとんどが自伝者経営で、そんな中で会社代表が亡くなったとき、一般の会社では誰か他の人間が駆り出されるのですが、

誰が好き好んで、安月給の上に会社の債務責任まで負うでしょうか、残念ながらいまでも携帯電話番号すら記載していない会社は、経営困難の上、経営継続すら怪しいのでしょう。

門出にむけて、あなたがするべきこと

アニメーターになるのは簡単です。

ですが、何度も言うようにすべからくの会社のアニメーターの給料は安月給で、自社制作できない会社などでは福利厚生などは皆無です。

社会人としての建前を築くことをすて、結婚や恋人との楽しいひととき、二十歳そこらなら許されるでしょうが、数年もたてばあなたはそれらに責任をとれないことに気づくでしょう。

アニメーターになるには、言葉は悪いですが当たり前のことを一切合切すてる覚悟が必要です。

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